Rubyの勉強の為にRubyを手元のAlmaLinux8.5へとインストールする。
単純にdnfでインストールする場合、バージョンは「2.5.9」。
既に2.5系はサポート終了しているので、最新安定版の「3.1.1」をインストールする手順を備忘録として記載する。
Homebrewのインストール。GitからCloneする方法もあったが、最近何かとHomebrew経由のパッケージが多いので、この際Homebrew自体をインストールする事にした。
以下URLからHomebrewにアクセスする。
Install Homebrewにある以下のコマンドをコピーし、手元のLinux環境で実行する。
※最新情報は公式サイトを適宜確認すること。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL <https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh>)"
途中、ユーザパスワードやEnterキーの入力を求められるので適宜指示に従う。
インストールが完了するまでひたすら待つ。
インストール完了後、Warningと赤字で警告が出力している場合は、指示に従う。
自分の場合は以下の2種類のコマンドを実行し、PATHにHomebrewを追加した。
% echo 'eval "$(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)"' >> /home/yugiri00/.zprofile
% eval "$(/home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/brew shellenv)"
追加で公式サイトに記載のあるshimsのPATHも追加。
% PATH=$PATH:~/.rbenv/shims:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin >> .zprofile
rbenvのGitHubにアクセスする。
以下のコマンドにてrbenvをインストールする。
※最新情報はReadme.mdに記載されているので適宜確認すること。
% brew install rbenv ruby-build
https://github.com/rbenv/rbenv
インストール完了後、以下のコマンドを入力し、初期セットアップを行う。
% rbenv init
自分の環境はzshなので以下の出力だが、bashなどはまた違った出力がされる。
% rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.zshrc:
eval "$(rbenv init - zsh)"
画面の指示に従い、出力したコマンドeval "$(rbenv init - zsh)"
を.zshrcに追記する。
% eval "$(rbenv init - zsh)" >> ~/.zshrc
ここで一度ターミナルを閉じ、再度開き、今追記した設定を有効化する。
以下のコマンドを入力し、設定が上手くいっているかを確認する。
※この際、zshを使用していても最後のbashはそのまま入力しないと失敗した。
% curl -fsSL <https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor> | bash
以下のようにOKと表示されれば成功。
% curl -fsSL <https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/main/bin/rbenv-doctor> | bash
Checking for `rbenv' in PATH: /home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/rbenv
Checking for rbenv shims in PATH: OK
The directory `/home/yugiri00/.rbenv/shims' must be present in PATH for rbenv to work.
Please run `rbenv init' and follow the instructions.
Checking `rbenv install' support: /home/linuxbrew/.linuxbrew/bin/rbenv-install (ruby-build 20220324)
Counting installed Ruby versions: none
There aren't any Ruby versions installed under `/home/yugiri00/.rbenv/versions'.
You can install Ruby versions like so: rbenv install 3.1.1
Checking RubyGems settings: OK
Auditing installed plugins: OK
以下コマンドでインストール出来るrubyを確認する。
% rbenv install --list
2.6.9
2.7.5
3.0.3
3.1.1
jruby-9.3.4.0
mruby-3.0.0
rbx-5.0
truffleruby-22.0.0.2
truffleruby+graalvm-22.0.0.2
今回は最新の3.1.1をインストールする。
% rbenv install 3.1.1
暫し待つ。
エラー出力。読むと、依存関係のパッケージが未インストールなのでエラーを吐く。
yumやdnfと違って依存関係は解消してくれない。
エラーに出力したlogファイルのパスが記載されているので、それを元に手動でdnfでインストールを行う。
今回はopenssl-develが不足していた模様。
% sudo dnf install openssl-devel
インストール完了後、再度rbenv install 3.1.1
を実行し、Rubyのインストールを試みる。
暫し待つ。不安になるくらい序盤でだいぶ音沙汰が無いが、安心して待つ。
先程と同様のエラーが出力。
どうやら、dnfでインストールしたopessl-develはバージョンが古いらしい。
% brew install opensll
% RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-openssl-dir=`brew --prefix openssl`" rbenv install 3.1.1
Homebrew側からopensslをダウンロードし、Rubyインストール時にオプションでHomebrewでインストールしたopensslを指定してインストールを再実施してみた。
インストール完了、やはりopensslのバージョンが古かったのが原因のようである。
※dnfでインストールしたopensslは1.1系、Homebrewでインストールしたopensslは3系であった。
多少ハマりはしたものの、無事にRubyのインストールは完了。
最後に、以下のコマンドでインストールしたバージョンが正しいかを確認する。
% rbenv versions
3.1.1
今回は初めてのインストールなのでバージョン切替などはせず、このまま終了。
既に他のバージョンのRubyをインストールしている場合等は、適宜バージョンの指定を行う。
システム全体で有効にするRubyのバージョンを指定する場合:
% rbenv global 3.1.1
作業用ディレクトリ内のみの場合は、作業用ディレクトリに移動した状態で:
% rbenv local 3.1.1
以上。
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